蒼い絆



決して交わらない2人。



今は一番傍に居るのに…。



答え…出さなきゃ。



『センパイは…それでもいいなんて、言わないです。』



『え…?』



『センパイは…そんな人じゃない。』



微かに聞こえたセンパイの胸の鼓動。



今なら、引き返せるから。



私のように、センパイまで苦しむことないから。



『リサ…。』



『ありがとうございます。そこまで想われたの…初めてかも。』



前髪を直して、笑ってみせたのに。













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