蒼い絆
『センパイ…。今の私は、センパイを受け入れる資格なんてない…。それに…こんな弱ってる時に手に入れても、面白くないでしょ…?』
私の、最後の悪あがき。
『私は…彼以外、考えられないから。』
矛盾してるよね…、私。
結局センパイを傷付けて…
ゴメンナサイだなんて、都合よすぎる。
そっと身体は離れた。
『そっか…。結局俺は…何やったってお前を手に入れられないんだな。』
センパイの顔は見れなかった。
だって声が震えてたから。
そのまま、私が頭を下げた。
『ゴメンナサイ…!それとありがとう。私なんかを好きになってくれて。』
他に…なんて言えばいいかな。
どう伝えたらいいか頭が回らない。
でも、何を言っても言い訳に過ぎないから。