蒼い絆



気付けば足が勝手に動いていた。



駅に向かって走り出す。



走って、走って



あなたに追いつくように。



もう一度



この目に焼きつけたいから。



待って…。



待って…!



もう一度確かめたいの。



だから



せめて1分でもいい…!



溢れかえる人ごみの中



一人一人確認していく。















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