蒼い絆
サオリが部活のセンパイたちと話してる
合間に、栗山センパイが私の元に来た。
『あーぁ、もうリサの顔が見れないなんて寂しいな…。』
そう言いながら抱きつこうとする
センパイを必死に阻止する。
『いや…一生逢えないわけじゃないじゃないですか。』
『リサは俺と逢ってくれんの?』
近付いてくる顔を両手で押しのける。
自分はさっさと卒業するからって
やりたい放題するな~!
みんな見てるっつーの!
もう3年生に絡まれることはなさそうだけど。
『リサ。』
ふざけてたかと思えば、急に真顔になって。
『俺やっぱり諦めきれねぇから、今から予約しててもいい?』
『はぁ!?』