蒼い絆
もうじき言っていた2ヶ月が終わる。
そしたら一番に逢いに来て。
でも、ほらね。
顔を見たらせっかくの決心がぐらついてしまう。
あなたは私の顔を見ながら、次の言葉を待っている。
2人で入った喫茶店。
アイスコーヒーとアイスレモンティーの
グラスの氷が音をたてる。
2ヶ月ぶりに見るあなたの顔は、
出逢った頃の目力は感じ取れない。
私に気を使っているのが伝わってくる。
まるで、別れ話を切り出される男のような表情。
一口レモンティーを飲んで、息を整えた。
『あのね、シュウ。大事な話だから最後まで黙って聞いてほしいの。』