蒼い絆
『マジ!?やべぇ~!』
なにが!?って、心の中で冷たく突っ込んでみる。
『勝手にしてください。でも、前にも言いましたけど…私、彼氏居ますからね?』
私の中ではシュウだけだから。
『それでもいい。好きで居させて?』
聞き慣れない言葉なだけに、顔だけが熱くなる。
きっと、色んな人に言ってるんだろうけど。
私は黙った。
そしたら、『はい、到着。』って。
顔を上げたら、もう目の前は駅だった。
『あ…はい。どうも。』
自転車から降りて、センパイを見た。
『驚かせてごめんな。どうしても2人で話したくて。メールしても、リサ無視するし。』