蒼い絆
はぁ!?真面目にか!?
どひゃ~!
値段ばかり気になって仕方ないよ。
安いの見つけては『これカワイイ』って言ってみたり。
でも結局『これ似合うんじゃない?』ってシュウが選んでくれた。
は、8万っ!
シャレになんない……。
あっさりカード払いしちゃってるし…。
一括ですか……。
『彼氏さんから彼女さんにはめてあげてくださいね。』と、この上ない営業スマイルで店員は言ってきた。
その場でシュウは、私の左手薬指に
キラキラ輝くシルバーリングをはめてくれた。
ニッコリ笑って恥ずかしそうに
また手を繋ぎ始める。