蒼い絆



『少し休む?』



そう言って、あなたはカフェを指差す。



ミレナリオのために、周辺は通行止めになり、人で溢れている。



警察官も配置され、厳戒態勢が敷かれている様子。



カフェも混んでいて、列が出来ていた。



並んでいると、急に肩を抱き寄せられる。



そして、優しく額にキスされた。



あまりにも突然すぎて、言葉が見つからない。



『不意打ち!』



イタズラっぽく笑うその顔は、
私の視線を釘付けにする。



今までの安らぎは、嘘なんかじゃなかったんだ…。



信じて……いいのかな。


















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