蒼い絆



『取っていい?』



『えっ…!?』



顔を覗き込んで私は言う。



『いいじゃん。ちゃんと見たいの。』



照れてもムダだからね。



耳まで赤くなるあなたを楽しみながら、サングラスに手をかけた。



そして、あなたの顔を見た瞬間。



完全に、私の心は奪われた。

















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