蒼い絆



はぐれないように手を繋いで。



その手からは、温かい優しさが伝わってくる。



不思議と、手を繋ぐと寒さなんて感じない。



前を見て歩くあなたの横顔をチラチラ見てた。



並んで歩くと、頭イッコ分見上げてしまうあなた。



視線に気付いて優しく微笑む。



最後に辿り着いた後、もっと見ていたい気持ちもあったけど。



『プリクラ撮ろう?記念に。』



そう言うと、ニッコリ笑って『いいよ。』と答えてくれた。



あなたとの初プリクラは、
どことなくあどけなさが残っている。



でも、あの時の笑顔。



私は一生、



忘れないよ…。





















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