蒼い絆



こんなに優しいキスがあるんだ……。



ゆっくり絡み合う舌が、互いを大胆にしていく。



何度も何度も……
唇を離してはくっついた。



数え切れないほどのキスを、
とろける想いで受け止める。



いつの間にか私も、あなたの首に手を回して…。



どれほどの時間が経っただろう。



長い長いキスのあと。



あなたは助手席のシートを倒した。



仰向けであなたを見上げる私。



逢ったその日に、こんなところまで
進展しちゃうなんて自分でもビックリ。



でも、その時の2人には自然なことだった。

















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