携帯小説の声
え_


なんでこいつが。。。



「私さ~


携帯小説かいてたんだよね。。


あの、曇り空に希望の太陽も

私が書いたの」

あ・・あんないい作品をこいつが・・・


「で、

前にあった、

フルーツノヴェルグランプリで

私、最優秀賞候補だったのに・・・


期待の新人。。。

つまりあんた。

に邪魔された。


最後の最後であんたに抜かれた。。

まぁ、優秀賞で書籍化にはなったけど。。」



「な・・なんでそれが私だって知ったの。。」


「だって、あんたしかいないもん。。


だてに、友達やってきたわけじゃないわ。。」

「そ。。そう」


「というわけで、私は必ずあんたを殺すから。。」



え?

「絶対にね。・」



私は本気だと思った。。


もう、ケータイ小説は書いてはいけないと思った。



私は電話を切り、

最後の作品を書き始めた。


いつもよりも早いペースで。
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