a☆u★c-G2-!



その場が凍り付いた。


「え…今、なんて…」

「だから、あんたたちが血眼になって探してた美少女ってのは、目の前に居る胡散臭い生徒会長だって言ってるのよ」


小谷野のショックで震えた声に対して、明衣は凛と言い放つ。
巡もショックを隠せないような様子で、まだ混乱しているようだ。

「は、え?この子が…マネキン野郎だって言うんスか?」

「イマイチ話が見えないんだけど、説明してくれるかしら?立ち話も何だから、パイプ椅子その辺から出して」


鮎川が頭を掻きながら立ち尽くすメンバーに声をかける。

逸識は八重に向き直って、「何か飲もうよ」と笑った。






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