ぼろぼろ家出ねこ
「あ?謝ってなにか変わるとでも思ってんの?」

「ちょ…涼…」

あたし、わかるよ。
沙希さんは涼を
あたしにとられて
酷いことをしちゃったんだよ……
わかってくれたから
いいのに…

「つか…お前はなんなんだよ…」

次は男の方を向いた。

「……」

男はばつが悪そうに俯く。

「涼…!しぃーっ!」

涼の唇に指を当てて

「……!!!!ッ…///」

静かにさせる。

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