ぼろぼろ家出ねこ
「あたしは涼が好きです。
謝ってくれてありがとう」

「もう絶対しないから…」

沙希さんは
一筋涙を流して
頭を下げて

パタン…………

出ていった。

「本当にすみませんでした。」

泰牙っていう人も
頭を下げて出ていった。

パタン……

2人きりになった部屋。

「希咲、優しすぎ………」

涼が一言いうと
唇が重なった。

「んっ…」
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