ワケアリ夫婦っ!!
誓います
しばらくして、タクシーはある場所で止まった。
ここまで来るのに、窓の外から見えたのは林や大きな木。
そうすると、どうやらここは山の中のよう。
「降りるよ」
ずっと下を向いていたあたしは、日向のその言葉でハッとしてタクシーから降りた。
自然の中だからかな、空気がおいしい気がする。
なんてことをボーッと考えていると、タクシーがもと来た道を帰っていった。
その時、今まで見えなかったタクシーの反対側の風景が目に入った。
なんで………。
なんで今、こんなところに………?
そこにあったのは、青い空の下で照りつけた太陽の下で、神秘的に輝いている………大きな"教会"だった。