アイツの心はあたしの物♡
出会い
直樹saido
俺は入学式のクラス発表の紙を見ていて一瞬時が止まったかのようだった。
篠山亜優。
あいつは忘れてるかもしれないけど、俺ははっきり覚えてる。
10年前・・・。俺たちはまだ6歳だった。 その日は太陽がまぶしい夏で俺たちは出会ったんだ。
「うえ~ん。・・・ひくっ・・・ひっく。」
女の子の泣き声が聞こえる。俺は体が動き出していて女の子のところに近ずいていた。
「どうしたの?」
俺が声をかけると女の子は、泣きやんだ。
「あたしね・・・迷子になっちゃったの。」
女の子は、顔を赤くして下を向きながら言った。
「お母さんたちと?」
俺は問いかけた。
「うん。あたし引っ越してきたんだぁ。それで、お母さんたちとここの海に来ようってことになって・・・。」
引っ越してきたんだ。
「へぇ~じゃぁこの街のこと知らないんだ。名前は?」
「篠山亜優。あなたの名前は?」
「上山直樹。」
そう、その女の子が亜優だった。
俺は一目ぼれをした。目がクリクリしててロングできれいな黒い髪をしていた君に・・・。
そのあと、亜優に街のことについて教えていた。
すると、
「亜優~。どこにいるのぉ~」
と、女の人の声が聞こえてきた。
「あ!お母さんだ!この街のこといろいろ教えてくれてありがとう。また会おうね!」
と、声のする方に走って行ってしまった。
「・・・また会えるかな?」
俺はもう会えないと思っていた。
だって、亜優と初めて出会った日以来なかなか会わなかったし、9歳のとき引っ越したって聞いたし・・・。
それが今日・・・あの約束通り会えたのだ・・・。
俺は入学式のクラス発表の紙を見ていて一瞬時が止まったかのようだった。
篠山亜優。
あいつは忘れてるかもしれないけど、俺ははっきり覚えてる。
10年前・・・。俺たちはまだ6歳だった。 その日は太陽がまぶしい夏で俺たちは出会ったんだ。
「うえ~ん。・・・ひくっ・・・ひっく。」
女の子の泣き声が聞こえる。俺は体が動き出していて女の子のところに近ずいていた。
「どうしたの?」
俺が声をかけると女の子は、泣きやんだ。
「あたしね・・・迷子になっちゃったの。」
女の子は、顔を赤くして下を向きながら言った。
「お母さんたちと?」
俺は問いかけた。
「うん。あたし引っ越してきたんだぁ。それで、お母さんたちとここの海に来ようってことになって・・・。」
引っ越してきたんだ。
「へぇ~じゃぁこの街のこと知らないんだ。名前は?」
「篠山亜優。あなたの名前は?」
「上山直樹。」
そう、その女の子が亜優だった。
俺は一目ぼれをした。目がクリクリしててロングできれいな黒い髪をしていた君に・・・。
そのあと、亜優に街のことについて教えていた。
すると、
「亜優~。どこにいるのぉ~」
と、女の人の声が聞こえてきた。
「あ!お母さんだ!この街のこといろいろ教えてくれてありがとう。また会おうね!」
と、声のする方に走って行ってしまった。
「・・・また会えるかな?」
俺はもう会えないと思っていた。
だって、亜優と初めて出会った日以来なかなか会わなかったし、9歳のとき引っ越したって聞いたし・・・。
それが今日・・・あの約束通り会えたのだ・・・。