ベンニ
ウ゛ォルフィは呆れた様子でベンニを見た。



ベンニは灰皿に二本とも丁寧に置くと、ベッドに飛び乗り、仰向けになった。




「出て行ってくれよ。もう大丈夫だからさ。」




ベンニはウ゛ォルフィの方を向きながら言った。



「わかった。これからは君の家にもっと来ていい?」

ウ゛ォルフィはドアの方に向かいながら言った。



「勝手に入って来るなよな。」


ベンニは部屋から出て行くウ゛ォルフィの背中に言った。
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