ベンニ
ベンニは立ち上がると、けだるげに、そばにある木箱を開けた。
その木箱はベンニの父が亡くなる前、ベンニの10歳の誕生日プレゼントとして、父からベンニに贈られた物だった。
木箱には「ベンニへ。誕生日おめでとう。父より。」と書いてあり、焦げ茶色の外観は、重厚な様相を呈していた。
中には、ベンニの宝物が入っていた。
写真、ペン、ノート、雑誌、本、ペンダント、ナイフ・・・
ベンニはペンダントにほんの少しさわると、元に戻し、素速く木箱のふたを閉めた。
その木箱はベンニの父が亡くなる前、ベンニの10歳の誕生日プレゼントとして、父からベンニに贈られた物だった。
木箱には「ベンニへ。誕生日おめでとう。父より。」と書いてあり、焦げ茶色の外観は、重厚な様相を呈していた。
中には、ベンニの宝物が入っていた。
写真、ペン、ノート、雑誌、本、ペンダント、ナイフ・・・
ベンニはペンダントにほんの少しさわると、元に戻し、素速く木箱のふたを閉めた。