ベンニ
ドアが開く音でレネは目が覚めた。ベッドの横の時計を見ると、4時だった。



レネはクリスにそっと耳打ちすると、下に降りて行った。



ベンニはキッチンにいるようだった。電気もつけていなかった。レネは電気をつけた。



「どこに行ってたの?」



レネは厳しくかつキッパリとした口調で言った。



「今何時だか分かってるの?」



レネは、冷蔵庫からビールをとりだし飲もうとしているベンニのもとへ行きながら言った。
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