後ろ姿
先生と一緒に階段を降りるとき、私は自分でもビックリするぐらいの鼓動を感じていた。

先生には彼女がいる。

それは分かってたけど、このドキドキは止められなかった。
このドキドキが恋だと気づくのはまだずいぶん先の事である。
< 14 / 289 >

この作品をシェア

pagetop