後ろ姿
放課後屋上で会うことも日常茶飯事になっていた。
だが、柳瀬はいなかった。

「どうして急に避けるようになったんだ?」

俺は理由も分からず、柳瀬に避けられていることを悲しく感じた。
理由を聞こうと思っても、ずっと下を向いているため話しかけるにも話しかけられなかった。
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