後ろ姿
今日は、総くんの仕事が忙しいから体育館裏で話していた。
「総くん!」
「美穂!」
美穂・・・。
まだ名前で呼ばれる事に慣れていない私は、名前を呼ばれるたびに赤くなっていた。
「何だ?
まだ慣れてないのか?」
「そりゃそうだよ!
だって初めての彼氏だよ?
それに男の人で名前呼ばれるなんてお父さんくらいだもん!」
「そっか!
俺が美穂の一番か。
でも、俺の初めても美穂だぞ?」
「えっ?」
「俺のこと、名前で呼ぶ女は今まで一人もいなかったからな」
「そうなの?
総くんカッコいいからモテるだろうなぁとか思ってたんだけど」
「まぁモテてたけど、本気になれる女がいなくてさ」
「そうだったんだ!」
「あぁ!
だから自分でもビックリしてるんだ。
この学校に来て、美穂と出会って初めて本気になれる女が見つかってさ」
「ふふっ」
「何笑ってるんだよ?」
「私、嬉しい。
総くんの初めてが私で!」
「美穂・・・」
「ねぇこれからもさ二人の初めてをいっぱい見つけていこうね?」
「当たり前だろ!」
「うん!」
「総くん!」
「美穂!」
美穂・・・。
まだ名前で呼ばれる事に慣れていない私は、名前を呼ばれるたびに赤くなっていた。
「何だ?
まだ慣れてないのか?」
「そりゃそうだよ!
だって初めての彼氏だよ?
それに男の人で名前呼ばれるなんてお父さんくらいだもん!」
「そっか!
俺が美穂の一番か。
でも、俺の初めても美穂だぞ?」
「えっ?」
「俺のこと、名前で呼ぶ女は今まで一人もいなかったからな」
「そうなの?
総くんカッコいいからモテるだろうなぁとか思ってたんだけど」
「まぁモテてたけど、本気になれる女がいなくてさ」
「そうだったんだ!」
「あぁ!
だから自分でもビックリしてるんだ。
この学校に来て、美穂と出会って初めて本気になれる女が見つかってさ」
「ふふっ」
「何笑ってるんだよ?」
「私、嬉しい。
総くんの初めてが私で!」
「美穂・・・」
「ねぇこれからもさ二人の初めてをいっぱい見つけていこうね?」
「当たり前だろ!」
「うん!」