【完】愛しい君は


「順調なの?舞ちゃんとは。」


足元の石を軽く蹴る。

その石は優太の足元へ行って

優太の足でまた軽く蹴られた。

それだけで嬉しくなるあたし。


「んー、まあまあかな。」

「そっか。」


夕日に照らされた2人の影、

少し開いた距離がもどかしい。


「夕日、キレイだな。」

「いつもと同じじゃん。」


嘘、優太とみる夕日は特別で

泣きたくなるくらいキレイにみえる。





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