不思議な人
「ちくしょう…ペーパーがねぇ」
3つのトイレ、全てがペーパー無しだった。
「この近くでトイレってと…」
無い知恵を振り絞り考えた末。
「学校開いてっかなぁ」
すぐ傍の青年の通う高校へ行くことにした。
幸い、高校はまだ開いていた。
「よっしゃ!ラッキー」
青年はテンションをあげ、校内に入った。
「にしても、暗いな…」
5時前だったが、もう、日は沈んでいた。
文句を言った割には気にせず、トイレへ向かった。