日常がキケン!
恥ずかしさと嬉しさとで、俺は胸がキュッとなった。

そうだよな‥俺たちなら。


「わかったよ。これがお前の始めての体験になるんだもんな‥‥俺に出来る限りのことはさせてもらうよ」

「ありがとう‥じゃあ、オレ‥‥脱ぐから‥」

「あ、ああ‥」













「はぁー気持ちよかったぁー!!」
『初めての体験』は、予想以上に気持ちよかったようで、木田の肌はツヤツヤでホカホカしていた。

「そんなに良かった?」


「ああ、かなりっ!やっぱ、大浴場はちがうよなー!」

「そっすか‥」


俺は廊下で誰も入ってこれないように見張ってて、という協力を忠実に守り、俺だって風呂に入れず寒かったんだぞ。なんて、いえない。
俺だってまだ大浴場は言ったことないんだぞ、なんて、絶対に!


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