日常がキケン!

剣とか、カッコイイ名前だぞこのやろー。
なんて、言わないけど。



「どや、剣。びゅん、ちっこくてかわいーやろ?」
「うぁっ!裸でひっつくなよ、大地!」
後ろから抱き着かれ、お湯の中でもがく。
形を変えたお湯を、自身を光らせる水滴に変化させながら、剣は微笑む。

「ああ、そうだな。これだけでかい男が群がってる男子校で、ちっちゃいというのは武器になるよ」


大地に言われたら即、なるもんか!と言い返していたところだけど、外からも内からも神々しいオーラを放っている彼から言われると悪い気はしない。

いますぐ拝みたい。
あぁありがとう。剣サマ。


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