日常がキケン!

壁に掛けてある時計を見た大地は、やばい!と立ち上がる。


「名残惜しいけど、オレこのあとやることあったんやー!ほな、びゅん!剣!びゅんはオレの‥」
「はいはい。早く行った方がいいぞ」



開放され、安堵の息を吐き出した俺は、ようやく剣と話せると思い、ホッとした。

今まで向かい合わせに座っていた場所から、剣の横に移動する。


「よかったな。開放されて」
「ああ‥大地って、いつもあんなにスキンシップ過多なのか?」

クスッと笑った剣に問い掛ける。
何か悪いことでも言ってしまったのか、眉をひくつかせたように‥‥見えた。


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