日常がキケン!


「遅刻する!!」

あれから支度をし、食堂で朝ごはんを食べ、忘れ物に気付き部屋に戻ると、すでにHR開始5分前だった。

転校二日目で遅刻はヤバイ。

鞄自体を忘れてた自分を本気で怨む。



校舎に着き、靴を履き変え、急いで教室に向かう。

「ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!」


教室前の廊下につくと、そこにはまだ誰もいなかった。

ということは、まだHRの時間なのかもしれない!



「すみません遅刻しましたー!!」

って、あれ?


教室には、誰もいなかった。


いや、違う。
俺の前の席に、誰かが座っている。
昨日は一日中、誰もいなかった席だ。


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