日常がキケン!
「うん。応援団だよ」
「応援団!!」
応援団!
昨日博士と真斗に案内してもらった体育倉庫で見つけたアレだ。
確かに、あんな大きな大ダイコを叩いてるなら、こんな筋肉もつくかもしれない。
マジマジと筋肉を見つめる俺に失笑しながら真白は続ける。
「でも今、部員が少なくて危ないんだよね」
「危ない?」
悲しそうに真白は頷く。
「先輩とか合わせても三人しかいなくて。最低でも五人居なきゃ部として扱われないんだ」
「えええ!」
「応援団が無くても、吹奏楽部があるし‥‥って。そうだ!潤入ってよ応援団!」
更に驚いた。
昨日あれだけ自分の声と体の小ささに引き気味だったのに、部員から言われるとは思っていなかった。
「遠慮しとくよ‥ごめん」
「そっか‥‥」
あああそんなに悲しまないでくれぇ‥