日常がキケン!


右斜めが自分を指差し
「あ、俺は佐伯真斗。で、こいつが」

隣を指差すと、
「博士海斗‥」
と見事な連係プレイ。



この二人のペースには付いていけない‥‥‥出会って2分で、俺はそう感じたのだ。


「えーっと、真斗と海斗な。似てるんだな」

「まぁ、海斗は博士だから。しかも理数系も得意だから、みんな博士ってよぶぜ。俺以外は‥な。」

「真斗と博士、よろしくな」

「あぁ‥」「おうよ!!」





この時、どうして俺は対象的な二人の仲が良いのか気になった。

真斗は明るくスポーツマン系だし、博士はおとなしくクール。


どうしてもわからなかった。




それがわかるのは‥‥‥もっと先、何年も後、だ。






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