薔薇の王子様

強制的に、柚華梨に生徒会室に連行された。。。


少しは私の気持ちも考えてよ!!まったく!!


私は生徒会室の前に来てから、10分突っ立ってる。入るか入らないか、未だ迷ってる。


『ねぇ。』

我に返り後ろに振り向いた。そしたら、超ーカッコイイ人が後ろに立ってた。


「はっ、はい。」

なんか私、キョドってる。


『なにキョドってんの?!笑っ生徒会室になんかよう??俺入りたいんだけど。』


せっ、生徒会?もしかして黒薔薇の人???


「あなたがR5???」

聞いちゃった!笑っ
『そーだけど。俺を知らない奴がいたんだね。って、もしかして君が薔薇姫???の藍樹ちゃん???』


なっ、なんで名前知ってんの??


『名前なんで知ってんの??とか今、思ったでしょ?!分かりやすいな。』


やっぱり分かりやすいんだ。。。ダブルショック


「あぁ〜。私が薔薇姫みたいです。」


嫌味混ざってるし。笑っ!!

『イヤミ?!まあいいけど。俺は、西崎斗哉ね。トウヤでいいから。これからよろしくね!!薔薇姫。笑っ!!ニコッ』

なんなの?!この営業スマイルは。こんなんで私が落ちるとでも思ってるの?!


「よっよろしく!!それに、薔薇姫って言うのやめて!!嫌いなんだから!藍樹でいいよ!!」



『それより入らないの?早く入りなよ。』

なんで命令されなきゃいけないのよ!!


「言われなくても入るわよ!!」

はあ〜。結局はいることになっちゃった。


『そんなことで怒るなよ!!笑っ。ニコッ』


「カァ////」


今の、自然の笑顔カッコイイ!!なっ、私なに思っちゃってるのよ!!


『顔、赤いよ。熱あるんじゃない?帰る?』


心配してくれてるし。


「だっ、大丈夫!!ニコッ」


『カァ//。そっ、そっか。ならいいや。じゃ入ろ。』

斗哉の顔赤かったよね?!斗哉の方が大丈夫かな?と、思いながら、生徒会室に入った。(ふたりとも無自覚です。by作者)
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