薔薇の王子様
〜斗哉side〜
入学式が終わった。かったるかった。眠いし。
俺、西崎斗哉。生徒会副会長みたいな役割してる。もちろん会長は、龍聖だけどな。
そろそろ生徒会室に戻るか。
生徒会室の前でキレイめの女の子がなにやら、考えてみてるみたいだ。
声かけてみよ!
「ねぇ。」
振り向いた。やっぱりこの子、キレイだな。
『はっ、はい。』
彼女はびっくりした顔を見せた。
なんか、キョドってるし。笑える!!
「なにキョドってんの?!笑っ生徒会室になんかよう??俺、入りたいんだけど。。。」
ちょっと怒りめで言ってみた。
まだ彼女はびっくりした顔のまま。
彼女に突然聞かれた。
『あなたがR5???』
当たり前のこと聞くなよ。っていうか、この学園に俺を知らない奴がいりのか??
「そーだけど。俺を知らない奴がいたんだね。ってもしかして、君が薔薇姫???の藍樹ちゃん???」
もしかして。。。やっぱりキレイな顔してるな。薔薇姫みたいだし。。。
っていうか、なんでって顔してるし。分かりやすい顔してるな。。。笑っ
「名前なんで知ってんのって今、思ってたでしょ?!笑っ分かりやすいな。」
なんかショックうけたみたい。気にしてるのかな。。。
『あぁ〜。私が薔薇姫みたいです。』
イヤミたっぷりだし!!
っていうか、自己紹介しなきゃな。
「イヤミ?!まぁいいけど。俺は、西崎斗哉ね。トウヤでいいから。これからよろしくね。薔薇姫!!ニコッ』
このスマイルで落ちない奴はいないんだよな。笑っ。こいつも俺のものにしてみせるよ。
っていうかなんにも変わんないし。効いてないのか?!
『よっよろしく!!それに、薔薇姫って言うのやめて!!嫌なんだから!!藍樹でいいから。』
なんか怒ってるぽいし。