花日記
夜通し遊び歩いてから御所に帰った。
「公方様!
探しましたぞ!
今までどちらに!?」
「あぁ。
ちょっと散歩だ。」
探した、か。
少なくとも俺の許しがないと、政は進まない。
だから、探す。
「何ですか、またそのようにみすぼらしい格好をされて…。
早くお着替え下さい。
おぉ、その方、公方様のお着替えを!」
そこら辺の奴に管領のジジイが命令する。
俺はされるがまま。
逆らおうとも思わない。
そんで、会議に引きずり出されてクソオヤジ達の決めた政策の許可を出し。
酒を呑んで、また適当な女に夜這いをかけて抱いて。
日が昇ってから御所に帰った。