『K』
必要な物を買い揃え。。マンションに帰ってきた。

『なぁマユ♪なんか一緒に出掛けて一緒の家に帰るなんて結婚してるみたいだよなぁ。。♪』

『。。。なにそれ(笑)』
(本当は私も同じこと思ってたんだぁ。。。だから嬉しかった)

まだ何も揃ってない部屋をずっと一緒に飾れたらいいなぁ。。。

『マユ~そ~言えば今日カレー作ってくれるんだろ?♪』

『えっ?そんな事言ったけ?(笑)』

『言ってないけど食べたいから作ってください(笑)』

『。。。わかったよ(笑)』

優太に手料理を食べさせるの初めてだなぁ。。

まだ片付かない部屋で優太を置いて私は夕飯の買い物にでかけた。。

近くのスーパー 。
カレーの材料を買う。
(あっ、優太って嫌いな食べ物あるのかな?私はにんじん嫌いだから、カレーに入れたくないんだけどなぁ)

まぁとりあえず買うか。
私はさっさと買い物を済ませ家に戻る。

『ただいま~♪』

『おぉ♪おかえり~♪』

(家で優太が待ってくれてる事がこんなに幸せなんだなぁ。。)

『ぢゃあ~カレー作っちゃうね♪』

『やったぁ~♪まぢ楽しみ♪』

『あっそう!優太さぁ嫌いな食べ物ってあった?』

『ないよ~俺なんでも食べれるよ♪』

『そっかぁ♪えらいね(笑)』

『おう!俺偉いよ(笑)』

私がカレーを作ってる間、優太は子供みたいにキッチンに来て私の側に立って見てる。。

『ね~優太!邪魔なんですけどぉ(笑)』

『だって気になるんだよ(笑)』

『大丈夫だよぉ!カレーなら失敗しないから(笑)』

『そ~言うことじゃね~し!俺さぁ自分の母ちゃんが料理してた記憶がないからさぁ。。なんか手料理とかすげ~嬉しくて。。』

『。。そっかぁ』

優太のお母さんは女一人で育ててたからご飯はいつもテーブルの上にお金が置いてあったらしい。。だから優太は外食以外は誰かの手料理って食べた事がなかった。。。

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