今もずっと愛してる




「そういうこと!」



彰が家の鍵を開けた。


鍵を開けるってことは今は親留守?




「親いないの?」



「いないよ」



―――ガチャ



彰が玄関を開けると、ふわぁと香る彰の優しい香り。




落ち着くいい香りがする。




私と彰はそのままリビングの方へ向かった。




ドアを開ける彰。

その背中でリビングがよく見えない。




ちょこっと体を曲げようとしたとき、
彰が私の前から移動し台所の方へ行ってしまった。







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