今もずっと愛してる
すると、彰の顔が段々近付いてきて――
「ご馳走さま。加菜美味しかったよ」
彰が耳元で囁き、いやらしく唇を舐めた。
―――ご馳走さま?美味しかった?
なんのこと?
「急にかっこいいとか言って、加菜寝ちゃうんだもん。『チャンスだ!!』と思って」
―――は、はぁぁ?!?!
ま、まさか、聞いていたとは……。
「加菜、やらしい声だったよ」
意地悪に笑う彰。
「え?!嘘でしょ?!!いやぁぁぁぁ!!!」