青騒-I SAY LOVE-
この後、私はハジメさん、ヨウさんと勝負をして見事に宇宙人人形を手に入れた。
勝敗は謂わずも、だと思う。
宇宙人人形を片手にヨウさん達と三階フロアに戻った私は早速響子さんに報告。
一服しながら苑田さん…、じゃない、弥生ちゃんと話していた響子さんは宇宙人人形に噴き出した。
「これを賭けて勝負か?」
もっとマシなUFOキャッチャーがあっただろって大笑い。
弥生ちゃんも大笑いしたけれど、私は結構気に入ってるんだけどな。宇宙人人形。
私は面白い勝負を持ちかけてくれたヨウさんにお礼を言った。
そしたら彼は、「何言ってるんだ」笑声を漏らしながら、私にこう告げてきた。
「また勝負しようぜ、ココロ。いつでも来いよ」
仲間として認められた瞬間は、あまりにも嬉しく眩しく幸せなもの。
ヨウさんが気兼ねなく私と接してくれたおかげ様で、私は他の不良さんともぎこちなくも喋れるようになった。
積極的に話し掛けてくれていた弥生ちゃんと喋れたし、モトさんやワタルさん、同じ学校のシズさんとも言葉を交わせるようになった。
最初こそ来るんじゃなかったって嘆いていたけれど、帰る頃には来て良かったと心底思えるようになった。なったんだ。
一日で何人もの人とメアドも交換できて、私は凄く幸せな気持ちで満たされていた。
(―――…あの日、じいじやばあばに何度も同じ話をして、宇宙人人形を見せて、沢山お友達が出来って語ったっけ。懐かしいなぁ。まだ一年も経ってないのに)
私の部屋に飾ってある宇宙人人形は記念として飾ってあると同時に、大切な思い出の一つ。
歪な子が動物の人形やぬいぐるみだらけの部屋に飾ってあるけれど、あれは私にとってとても大切な思い出の品。
ヨウさんがガッチガチの私を気遣って、すんなり仲間と認めてくれた大事な思い出の…、ヨウさんの気遣いが無かったら、私、ずっと不良さん達と喋れなかった。
勝敗は謂わずも、だと思う。
宇宙人人形を片手にヨウさん達と三階フロアに戻った私は早速響子さんに報告。
一服しながら苑田さん…、じゃない、弥生ちゃんと話していた響子さんは宇宙人人形に噴き出した。
「これを賭けて勝負か?」
もっとマシなUFOキャッチャーがあっただろって大笑い。
弥生ちゃんも大笑いしたけれど、私は結構気に入ってるんだけどな。宇宙人人形。
私は面白い勝負を持ちかけてくれたヨウさんにお礼を言った。
そしたら彼は、「何言ってるんだ」笑声を漏らしながら、私にこう告げてきた。
「また勝負しようぜ、ココロ。いつでも来いよ」
仲間として認められた瞬間は、あまりにも嬉しく眩しく幸せなもの。
ヨウさんが気兼ねなく私と接してくれたおかげ様で、私は他の不良さんともぎこちなくも喋れるようになった。
積極的に話し掛けてくれていた弥生ちゃんと喋れたし、モトさんやワタルさん、同じ学校のシズさんとも言葉を交わせるようになった。
最初こそ来るんじゃなかったって嘆いていたけれど、帰る頃には来て良かったと心底思えるようになった。なったんだ。
一日で何人もの人とメアドも交換できて、私は凄く幸せな気持ちで満たされていた。
(―――…あの日、じいじやばあばに何度も同じ話をして、宇宙人人形を見せて、沢山お友達が出来って語ったっけ。懐かしいなぁ。まだ一年も経ってないのに)
私の部屋に飾ってある宇宙人人形は記念として飾ってあると同時に、大切な思い出の一つ。
歪な子が動物の人形やぬいぐるみだらけの部屋に飾ってあるけれど、あれは私にとってとても大切な思い出の品。
ヨウさんがガッチガチの私を気遣って、すんなり仲間と認めてくれた大事な思い出の…、ヨウさんの気遣いが無かったら、私、ずっと不良さん達と喋れなかった。