先生と生徒の恋物語

友達、部活。

新しい制服はジャンバースカートで、女子から人気がなかった。
赤いリボンで、ブレザーを羽織ると、賢い私立高校生に見えた。

入学式を終えて、りおは新しいクラスで、落ち着かずに居た。
でもりおの人懐っこい性格から、すぐに友達が出来た。

「吹奏楽?りおも吹奏楽部に入るよ♪」

小学生の頃から続けてきた吹奏楽。
中学校までは地区大会で銀賞という超低レベルな世界だった。
しかしこの高校は、金賞をとり、上の大会を目指す吹奏楽部だった。
りおはもちろん、吹奏楽部に入るつもりで受けたのだった。

それとはあんまり関係がないが、りおには遠距離の彼氏がいる。
付き合っているとはいっても、まだ数回しか会ったことがない。
彼氏も吹奏楽が好きで、いわゆるオタク?だった。
りおは毎日毎日吹奏楽の話ばっかりする彼氏に、正直「飽き」を感じていた。
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