ありがとう
「あと気をつけてなー」
実が歩き出した。
「ちょ、ちょっと!!」
なぜか呼び止めちゃったあたし。
「なに?」
実の笑顔はまだ戻ってきてない。
「あたしね?一人ぼっちって嫌なんだ
怖いんだ…なにもしたくなくなって…
みなみね?実のこと好きなんだ…
だから、絡んじゃだめだと思った。
だから、話しかけずらかったのに…
実が話しかけてくれたから
好きになり始めちゃったかも」
あたしはポロポロ泣き始めた。
ギュッ
へ?
「俺は前から好きだぜ?
ずっと好きだった。でも、哲史と
付き合い始めたからさ…」
あたしは実を傷つけたんだ…
< 17 / 41 >

この作品をシェア

pagetop