ありがとう
「ゆう?」
「ん?なになに??」
あたしはみなみに助けてこられた。
彼氏と別れたときもあたしのことを
支えてくれた。
ちなみにあたしの元彼は佐藤哲史。
哲史は家の都合で中2の時転校したんだ。
悲しかった。
あたしは哲史に捨てられたんだ。
「哲史が…いるよ…」
「は?」
あたしは声を出せなかった。
教室を覗くとそこにいたのは哲史だった。
「さと…し…」
あたしの目には涙が浮かんできた。
哲史には一度も見せた時がない涙。
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