届かない、先生《短編》
第1章:出会い
「担任の森山遼です」
4月、入学式
私と担任の先生とのはじめましての対面
私はこの春、第一志望の高校に合格した
かっこよくない
面白いことも言わない
怖そうな学年主任の担任
だけど時折見せる笑顔が輝いていた
友達できるかな‥
かっこいい人いないかな‥
ってそんな不安と楽しみでいっぱいの私
みんな思ってるだろうな
先生の話し終わらんかなって
私の描いてた高校生像
友達と帰りにいろんなとこ寄ったり
彼氏と帰ったり、とか
“キラキラ“したものだった
優しい彼氏
それはきっと私の高校生像に必要だった
私はそう思ってた
だけどなぜ好きになった人は、先生なの?
4月、入学式
私と担任の先生とのはじめましての対面
私はこの春、第一志望の高校に合格した
かっこよくない
面白いことも言わない
怖そうな学年主任の担任
だけど時折見せる笑顔が輝いていた
友達できるかな‥
かっこいい人いないかな‥
ってそんな不安と楽しみでいっぱいの私
みんな思ってるだろうな
先生の話し終わらんかなって
私の描いてた高校生像
友達と帰りにいろんなとこ寄ったり
彼氏と帰ったり、とか
“キラキラ“したものだった
優しい彼氏
それはきっと私の高校生像に必要だった
私はそう思ってた
だけどなぜ好きになった人は、先生なの?