ポケットと筆箱と君と私の秘密


「……品川?」

「∑はぶぅぅぅ!!!」


急に後ろから瀬戸くんに名前を呼ばれ、目の前の棚に顔面からぶつかった。

すると、棚の上にあった薬品が私達の頭上に降ってきた。


「きゃーーーーー!」

「!?」



辺り一面が煙に覆われた。


「けほっ!瀬戸くんだいじょう………ぶーーーーー!!!」



目の前に居たのは瀬戸くんじゃなくて、ものすっごくデカイ鼠だった。

「何コレ。キモいキモいデカイ」


鼠はちゅう、と一声残して何処かえさった。


「…品川…」


ふと呼ばれた方を見ると、またもでっかい瀬戸くんがいた。


「∑※◆○★◎―!?」


声がでなくって、やっとでた言葉が、


「何コレぇぇぇーーーッ!??」

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