もっと甘く・・・・
ちょっと廊下はマズイと思って、


部活では使われていない被服室へ電話をしたまま走っていった。


「なるほど、どうしたんですか?あたしに用でしたか?」


「あ・・・いや・・・話したかった・・・・」


「へっ・・・!?先輩どうしたんですか?」


被服室に着きミシン前のイスに座った。


「ごめん、誰か着たからちょっと待って・・・」


と小さい声で聞こえた。


「先輩も空き教室に居るんですか?」



と言ったら、いきなり被服室の一番後ろの席の横から


木梨先輩が出てきた。



「まさか、同じ空き教室にいるとは・・・・」


「誰か着たってあたしのことだったんですね(笑)」


「あはは・・・、女子に見つかるとヤバいから・・・部活でこの時間はなかなか追いかけまわされないけど、それを見計らってくるやつとかいるからさ・・・・」


「そうなんですねー」


「あ、それでさ・・・・」


「なんでした?」


「食堂、のとき・・・メアド聞きたかったのに聞け・・・なかった。」


「あたしのメアドですか?」


「もちろん・・・・。教えて・・・ほしい。」



まじで・・・・先輩が変・・・てれてるし・・・・可愛い・・・


あたしは携帯を開きメアドの画面を出して、携帯を渡した。


「ありがとう・・・。今日夜メール送るから・・・、登録しておいてほしい・・・電話番号は着暦から登録して・・・」


「わかりましたっ、あたし先輩と違って追いかけまわされたりしないんで、学校の時でもいつでもメールしてくださいっ♪」


わあぁぁぁあああ・・・先輩のメルアドGET直前!!ヤバイヤバイ・・・心臓の音がデカイ・・・
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