もっと甘く・・・・
「川中さん」


「はい?」



そういうと先輩はこっちをじっとみた。


そして、手を引っ張って被服室のドアを閉め、机の後ろにしゃがみこんだ。


先輩と顔が近い。息があたる。心臓は飛び出そう。



「俺は追いかけまわされるのに、川中さんはどうして追いかけまわされないのかな?」


「それは、カッコイイとカワイイの差です・・・」


「こんなにもかわいいのに・・・・・?」


「へ・・・・!?」



そう言われると先輩にぎゅっと抱きしめられた。


あったかい・・・・。先輩もこっちがわかるほどドキドキしてる。



「・・・相席のときは・・・」


「は・・・はい?」



先輩が話し出した。



「どうにも思ってなかったんだけど・・・・」


「はい・・・」


「カフェオレで笑ったのが可愛すぎて・・・・ヤバかった・・・」


「そんなこと・・・ないですよ・・・?」


「俺はそう思った・・・、あんまり反応可愛いから襲いそうだし・・・今すぐにでも・・・」


「・・・・!?やめてくださいーっ・・・」




お、襲われるぅぅぅぅぅぅううう!?


つかこれ告白みたいなもんじゃないの・・・・!?


どうすればいいのさ・・・抱きつかれてるしほどけないよおぉぉぉぉ



「んっ・・・」
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