もっと甘く・・・・
「はぁ・・・疲れた・・・・」



木梨先輩ははぁ、と腰を下ろした。



「多分、女の足じゃ7階一気に階段上がってここまでは追いつけないはずだから、多分もう大丈夫だと思う・・・ハァ・・・」



まじ何なの・・・・疲れた・・・息整わないし・・・・



「はぁ・・・、これ・・・は、な・・・に・・・」



あたしがそう聞くと



「今のが優と喋りたい女子達だよー、今日はいつもより沢山居すぎてさー・・」


「今日は、お昼ご飯を川中さんと食べるはずだったのに・・・」


「はっ!?そうだったのかよ彩芽!?」


「え!?ん!?え、そ・・・う・・・だよ、うん・・・」



今、あたしじゃなくて木梨先輩に聞き返すところじゃないの~!?



「いつからそんな仲になってんだよぉ~!」


「いつって・・・・昨日?颯太が木梨先輩に電話番号教えたんでしょ?」


「え!?俺は彩芽が忘れ物したから電話したいって言われたんだけど・・・」


「え・・・・?」



固まって先輩の方を見ると



「それは・・・嘘・・・・」


「はぁぁぁああああ!?優!頼むよ~・・・」



何の用だとかは追求されなくてよかった・・・



「つか、優」


「ん・・・・?」


「何で、彩芽の電話番号知りたいって思ったんだ・・・・?」


「あー・・・・んー・・・・その・・・・・」


「俺の気持ち知っててそんな事したの・・・・?優。」





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