もっと甘く・・・・
「は・・・?ムキとかじゃないし・・・」


「そか。じゃあこう大きな声で言えばいい。【話してもらってる彩芽に嫉妬か?(笑)】って!」


「ちょ・・・・颯太・・・そんなこと言っちゃあたし殺されちゃうよー」


「はは、そうか」


「俺、そんなこと言えんわ・・・・」


「いや、まじで受けるなって優!!」



木梨先輩がはぁーともんもんしたため息をついたのについ笑ってしまった。



「先輩、大丈夫ですって。あたしは何とかなりますって。」


「そ・・・っか・・・」



先輩は下を向いたままホットドッグのゴミをたたんだ。




沢山話してたら予鈴が鳴った。


まわりの女子には気にせず、教室まで戻った。


普通科と理数科は北館と東館でわかれてるから、


あんま会えないな・・・と、少し悲しくなった。



教室に戻ると席についてため息。


あぁ・・・4限目は古典か・・・


何てあほらしいこと考えてたら


「彩芽っ!」


「あ、美優、今ご飯終わったの?」


「そうそう!!朋が帰してくれなくて・・・サボりかけたよー」



【華園 美優】理数科・1年

あたしの親友。一ヶ月前くらいから朋(トモ)と言う2年の先輩と付き合っている。


「あはは、そうなんだ?」


「そうだよー、つかさ、それよりっ!!彩芽っ!」


「ほえ?」

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