もっと甘く・・・・
あーもうこういうのめんどくさいよね?


女って。


「あたしに紹介してほしいんだけど。」


「は?嫌だよ。」


「チッ・・・・」


舌打ちされてブツブツ言っている。うるさいなぁ・・・


ブツブツの中に”あんな笑顔女にはしないし、まじ川中なんだよ”とかも聞こえた。


あたしってそんなに特別なのかな?


カフェオレでたまたまだっただけなのに。


はぁ、面倒くさい・・・・


4.5.6限とずっとそんなことを考えていてやっと放課後。


美優は部活あるから!バイバイ!と走っていった。


あたしは何も部活してない。美優はバレーで活躍してるみたい。すごいなー。


でもあたしにはやる気ないんだよね、弓道以外は!でも弓道部ないし。


とか思って廊下歩いてると


携帯がなった。着信・・・090 *-++ /-*+  みたことない電話番号。


多分木梨先輩の件で電話番号まわって抗議電話だな・・・・


受けてたとうと、低い声で電話に出た。

「はい」


「あ・・・・・川中さん・・・・?」



まぎれもなく、『木梨先輩の声』だった。



「え・・・・?木梨先輩ですよね・・・・?」


「うん・・・、颯太に教えてもらった・・・」

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