籠のなかの花嫁
ま、現実そんな上手くいくもんじゃないよね。
美羽が1人でちょっと困った顔をしていると、熱が引いたのか今度は晴太が尋ねてきた
「美羽、早く帰ってくるのはいいが、明日何かあるのか?」
「え?」
晴太さん、覚えてないんだ・・・。
でもそれなら尚更、サプライズ出来るよね?
「明日はとっても良い日なんです。私にとって」
「美羽にとって良い日?」
「はい。だから、早く帰ってきて下さい」
「わ、わかった」
再び動揺しながらも、素直に頷く晴太。
喜んでくれるといいなぁ。
そんな晴太にはまったく気付かず明日のことを考えるのに夢中になる美羽だった。
────────────・・・
「そろそろ寝るか」
「そうですね」
お風呂も済ませ、リビングのソファーでテレビを見る二人は時計を見てそう話した。
「明日の朝食担当は晴太さんですね」
「あぁ。いつも簡単な物しか作れなくて悪いな」
「そんなことないですよ。美味しいです」
朝食準備が順番なのは、恋人になった今でも変わらない。
美羽が1人でちょっと困った顔をしていると、熱が引いたのか今度は晴太が尋ねてきた
「美羽、早く帰ってくるのはいいが、明日何かあるのか?」
「え?」
晴太さん、覚えてないんだ・・・。
でもそれなら尚更、サプライズ出来るよね?
「明日はとっても良い日なんです。私にとって」
「美羽にとって良い日?」
「はい。だから、早く帰ってきて下さい」
「わ、わかった」
再び動揺しながらも、素直に頷く晴太。
喜んでくれるといいなぁ。
そんな晴太にはまったく気付かず明日のことを考えるのに夢中になる美羽だった。
────────────・・・
「そろそろ寝るか」
「そうですね」
お風呂も済ませ、リビングのソファーでテレビを見る二人は時計を見てそう話した。
「明日の朝食担当は晴太さんですね」
「あぁ。いつも簡単な物しか作れなくて悪いな」
「そんなことないですよ。美味しいです」
朝食準備が順番なのは、恋人になった今でも変わらない。