籠のなかの花嫁
{プレゼントは・・・}
翌日──────────
朝、晴太の作った朝食をのんびり食べていると、ネクタイを絞めながら自室から出てきた晴太を見る。
普段も、出勤時間の関係でゆっくり一緒にご飯は食べられないが、美羽はこのネクタイをしめる晴太を見るのが、朝の楽しみの一つだった。
「それじゃぁ、行ってくるな」
「はい!気を付けて」
晴太が玄関に行くと、後ろから美羽もついていく。
「晴太さん、今日は」
「早く帰ってくる、だろ?」
「はい。忘れないで下さいね」
「忘れるわけないだろ?美羽との約束なんだから」
そういうと、美羽は照れ臭そうに小さく微笑んだ。
「それじゃ、お前も登下校時、気を付けるんだぞ」
「はい。いってらっしゃい」
お互いを思い合う、温かな朝のひとコマ。
数日前では、ありえない光景だった。
晴太を見送った美羽は、すぐに朝食を食べ終え、片付け準備を済ませて、学校へ向かった。
朝、晴太の作った朝食をのんびり食べていると、ネクタイを絞めながら自室から出てきた晴太を見る。
普段も、出勤時間の関係でゆっくり一緒にご飯は食べられないが、美羽はこのネクタイをしめる晴太を見るのが、朝の楽しみの一つだった。
「それじゃぁ、行ってくるな」
「はい!気を付けて」
晴太が玄関に行くと、後ろから美羽もついていく。
「晴太さん、今日は」
「早く帰ってくる、だろ?」
「はい。忘れないで下さいね」
「忘れるわけないだろ?美羽との約束なんだから」
そういうと、美羽は照れ臭そうに小さく微笑んだ。
「それじゃ、お前も登下校時、気を付けるんだぞ」
「はい。いってらっしゃい」
お互いを思い合う、温かな朝のひとコマ。
数日前では、ありえない光景だった。
晴太を見送った美羽は、すぐに朝食を食べ終え、片付け準備を済ませて、学校へ向かった。